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2014年10月6日月曜日

代表質問~核兵器のない世界

 ***札幌市議会で、私が行なった代表質問と答弁を、順次掲載していきます***


私は、日本共産党を代表して、市政の重要問題について質問いたします。
質問に先立って、広島の土砂災害、本市の大雨、御嶽山の噴火で、犠牲になられた方に哀悼の意を表すとともに、被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 最初に、市長の政治姿勢について伺います。
 質問の第1は、「核兵器のない世界」の実現についてです。
 被爆70周年にあたる来年2015年の核不拡散条約再検討会議は、核兵器廃絶の道へ、とりわけ核兵器禁止条約の交渉開始に踏み出せるかが問われる重要な会議となります。
 「札幌市平和都市宣言」で核兵器の廃絶を呼びかける本市として、来年の核不拡散条約再検討会議に向けて、核兵器禁止条約の交渉開始を求める立場をアピールするとともに、市民への啓発をすすめることが大切だと考えますが、いかがか。また、政府に対して、核兵器禁止条約の交渉開始を求める立場にたつよう働きかけるべきと考えますが、いかがですか。
 日本政府は、「米国の核抑止力を損なう」核兵器の廃絶に反対との立場です。しかし、この「核抑止力」論こそ、核兵器廃絶を妨げる元凶となっています。
 「核抑止力」論は、その使用を辞さないことを前提とし、核兵器がもたらす壊滅的な結果と、それへの恐怖によって「国益」を図ろうとするもので、核戦争を引き起こす危険を増大させます。広島、長崎を経験した日本の政府として、「核抑止力」論を放棄すべきだと考えますが、市長の見解を伺います。

(上田市長答弁)

まず私の政治姿勢についての項目で、核兵器のない世界の実現について、ということでございますが、まず市民への啓発と政府への働きかけについてでございますが、札幌市では、札幌市平和都市宣言に掲げます核兵器廃絶の実現に向けて、毎年平和に関する普及啓発事業を実施しておりまして、不断に取り組んでいるというふうに言うことができると思います。
加えまして、国内1,505都市・国外で4,771都市が加盟をしております、核兵器の廃絶を求める活動を行う平和首長会議に加盟をしておりまして、核兵器廃絶に向けた姿勢を内外にお示しをしているところでございます。
平和首長会議では、2015年の核不拡散条約再検討会議に向けまして、それぞれの政府に対し核兵器禁止条約の締結に向けた具体的な交渉を開始するように要請する、ということとしているところであります。
日本では政府に対し既に3回にわたりまして要請を行っておりまして、今後とも加盟都市が一丸となって、核兵器禁止条約の早期実現に向けて、取り組んでいく所存でございます。

次に核抑止論についてでございますが、核抑止論は、核の力で脅威を与えて、他国に攻撃を思いとどまらせるという考え方でございます。
本来は核抑止力に頼らずに世界の平和を保つということが望ましい、このように考えております。
繰り返しになりますけれども、平和首長会議によります核兵器禁止条約の締結に向けた政府への要請などを通じまして、札幌市平和都市宣言にも謳っております、人類がひとしく平和のうちに暮らせる世界の実現に向けて、核兵器廃絶を呼びかけてまいりたい、とこのように決意をいたしております。

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